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不眠症

なかなか眠れない、夜中に何度も目覚める...など

●不眠症とは

「寝つきが悪い」「夜中や早朝に目が覚める」「熟睡感が無い」――こうした睡眠トラブルのために、日常生活に支障をきたす状態になり、しかもそれが慢性的に続くようなら、それは不眠症かも知れません。
しかし、睡眠時間には個人差があるため、7時間以上眠っているにもかかわらず「眠れない」と感じる方がいる一方で、3~4時間の睡眠でもまったく問題の無い方もいます。
そのため、客観的に何時間眠っていようと、本人が安眠・快眠できないと自覚する状態が続けば、不眠症と診断することになります。

不眠症

こんな症状の場合はご相談ください
  • ・寝つくまでに時間が掛かるようになった
  • ・いったん寝入っても、夜中に何度も目が覚める
  • ・かなり早く目覚めるようになり、その後も寝つけない
  • ・睡眠時間は確保しているが、眠りが浅く、眠った気がしない
  • ・よく眠れないため、気分が落ち込んだり、イライラしたりする
  • ・よく眠れないため、注意力や集中力などが低下し、日常生活に支障がある
  • ・よく眠れないため、日中に強い眠気に襲われる
  • ・よく眠れないため、体が不調である(頭痛、肩こり、胃腸の痛みなど)
  • ・よく眠れないため、疲れやすく、やる気が出ない
  • ・「また今夜も眠れないのではないか」などと睡眠のことが気になる

●根本的な原因を探ることも重要

不眠症はけっして珍しい疾患ではなく、誰もがなりえます。また、うつ病など他の精神疾患の症状の一つとして不眠症が現れてくる場合もありますので、睡眠薬で解決するだけでなく、併せて根本的な原因を探ることも重要です。

●不眠症の種類

不眠症は、入眠障害・中途覚醒・熟眠障害・早朝覚醒の4つに分けられます。

入眠障害 寝つきが悪く、なかなか眠れないタイプ(30分~1時間以上)で、心配事やストレスなどによって起こりやすくなります。ただし、一度寝ついてしまえば朝まで眠れることが多いものです。入眠障害は、不眠症の中でも一番よく見られます。
中途覚醒 寝つきは良いものの、寝ている途中にトイレなどで起きてしまうと、その後眠れなくなってしまい、そのために熟睡感が得られないタイプです。
熟眠障害 十分な睡眠時間をとっていても眠りが浅く、目覚めたときに熟睡感が乏しいタイプです。高齢者や神経質な人に多く見られます。
早朝覚醒 寝つきは良く、すぐに眠れるものの、朝早く目が覚めると、そのまま眠れなくなってしまうタイプです。うつ病の患者さんや高齢者に多く見られます。

●不眠症の治療

不眠症は、その原因により治療法も変わってきますが、非薬物療法(生活習慣の改善)と薬物療法が中心になります。

非薬物療法 生活習慣の改善による不眠治療です。室温、部屋の明るさなどを調節することにより睡眠が得られやすい環境にする、音楽や読書などによりリラックスできる時間をつくる、睡眠時間の4時間くらい前に食事を済ませ、入浴は1~2時間前にする、毎朝、朝日を浴びて正確な体内時間を設定する、などです。
薬物療法 不眠のタイプによって、睡眠薬のタイプもそれぞれ変わってきます。寝つきが悪い、途中で起きてしまう、早く目が覚めてしまう、などの症状に応じて、相応しい睡眠薬が個別に処方されます。また、抗うつ薬や抗不安薬などが使用されることもあります。服用にあたっては、医師に指示された用法・用量を守って、正しく使用しましょう。