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うつ病

興味がわかず楽しめない、気分が沈んでいる...など

●うつ病が疑われたら早めにご相談ください

現代人はストレスに溢れた社会に生きています。ストレスがうまく解消されないで、心の不調を来たすようなことは誰にも起こり得ます。うつ病もそんな不調の一つです。
下記のような症状が2週間以上続いたら、それはうつ病のせいかも知れません。単なる気分の問題だなどと考えず、うつ病を疑ってみる必要があります。こうした状態になったら、一人で悩まず、とにかく早めにご相談ください。治療を早く始めるほど、回復も早いと言われます。

うつ病

こんな症状の場合はご相談ください
  • ・憂うつで、気分が重い
  • ・何をしても楽しくない
  • ・何にも興味がわかない
  • ・食欲がわかない
  • ・疲れているのに眠れない
  • ・いつもよりかなり早く目が覚める 
  • ・何かにせき立てられているようでイライラする
  • ・悪いことをしたように感じて自分を責める
  • ・自分には価値が無いと思う
  • ・思考力や決断力が落ちる
  • ・死にたくなる
  • など

●うつ病の原因

うつ病は、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなるのに加え、ストレスや環境変化(転勤、引っ越し、離婚など)など、様々な要因が絡み合って発病すると考えられています。
脳がうまく機能してくれないので物の見方が否定的になり、自分がダメな人間のように感じられてしまいます。そのため、いつもなら難なく乗り越えられるようなストレスもひどく辛く感じられて、さらに自分をダメに感じてしまうという悪循環が生じてきます。

●うつ病の治療

うつ病は適切な治療さえ受ければ、必ず良い方向に向かっていきます。
現在のうつ病治療は、下記の3つの方法が中心となっています。

休養 治療を始める前に、まずは休養を十分にとって、疲れた心と体をしっかり休めることが大切です。そのためには職場や学校、家族の理解と協力を得ることも必要になってくるでしょう。
薬物療法 抗うつ薬によってうつ症状の原因となっている脳内神経伝達物質のバランスの乱れを整えていきます。抗うつ薬には、SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬)、三環系抗うつ薬など、いくつかのグループがあります。抗うつ薬のほかにも、症状に合わせて抗不安薬や睡眠導入剤なども使われます。どの薬が効くかは治療を受ける患者さん一人一人で異なり、また同じ人でも病気がどの段階にあるのかによって異なってきます。
精神療法 性格的にストレスなどの影響を受けやすい人には、精神療法的なアプローチが効果的です。精神療法(心理的側面からの働きかけによる精神疾患の治療法)の中心は認知行動療法です。認知行動療法とは、物事の考え方やとらえ方(認知)、また問題となっている行動を見つめ直し、自分の陥りやすい思考や感情パターンに気づき、それを上手にコントロールし、ストレスを和らげていく手法のことです。

当院では患者さんのお話をお伺いして、お一人お一人に最適な治療を行っていきます。

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