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不安障害

異常に緊張する、脈が速い、息苦しい...など

●不安障害とは

人間が生きていく上で、ほどほどの不安を感じることはとても大切です。不安があればこそ、危険を避けたり、事前に準備したりすることができるのです。
しかし、その不安がいき過ぎてしまうと、毎日の生活に支障を来たすようになります。
不安を警報機にたとえるなら、一日中鳴り続けていたり、とんでもない時に鳴り響いたりするようなものです。
下記のように、いき過ぎた不安を感じるようになった状態を「不安障害」と言います。

不安障害

こんな症状の場合はご相談ください
  • ・急に体調が悪くなるといけないから、電車に乗らない
  • ・事故が心配だから、飛行機に乗らない
  • ・家を留守にするのが不安だから、外出しない
  • ・人前に立つと緊張感が異常に高まり、声が震え、顔が赤くなる
  • ・人前で文字を書こうとすると、ひどく手が震えてしまう
  • ・周囲の視線が気になり、恐怖や震え、めまいなどを感じる
  • ・汚れや細菌汚染を恐れて何度も手洗いや洗濯、入浴などを繰り返す
  • ・窓や玄関のカギ、ガス栓、電気器具のスイッチなどを何度も何度も確認する
  • ・誰かに危害を加えたのではないかと心配になり、通って来た道を戻って確認する
  • ・自分の決めた回数や手順に沿って物事を行わないと不安になり、それに従う
  • ・物の位置や左右対称性、数字などにこだわりがあり、それから外れると不安になる
  • ・通常レベルをはるかに超える不安を抱き、そのせいで日常生活に支障が生じている
  • ・特別な理由も無く不安で心配な状態が長く続く
  • ・過剰な不安や心配をコントロールするのが難しいと感じている

●不安障害のいろいろ

不安障害は過度の不安状態の総称であり、不安障害に含まれる代表的な疾患を挙げれば、以下のようなものがあります。いずれの疾患においても、認知行動療法*をはじめとする心理療法、抗うつ薬や抗不安薬による薬物療法などによる治療が行われます。

社交不安障害 人前で行動する際に過剰に緊張し、苦痛を覚えます。人から見られることや注目を浴びることに恐怖を感じ、恥をかきそうな場面を恐れます。その際、動悸、手足のふるえ、吐きけ、発汗、顔が赤くなるなどの身体症状が現れます。
強迫性障害 ある考えが浮かんで頭から離れなかったり、ある行動(例えば確認や手洗い)を不自然なまでに何度も繰り返したりして、強い苦痛や不安が生じます。ばかばかしいことは本人も十分わかっているのに、強迫的な思考や行動を排除するのは困難です。
全般性不安障害 様々な活動や出来事について、コントロールできないほどに過剰な不安や心配が生じ、この状態が通常はほぼ毎日、しかも長い期間にわたって続いている状態です。疲れやすさや苛立ち、集中力の低下、筋肉のこわばり、不眠などを伴ったりもします。

*認知行動療法
物事の考え方やとらえ方(認知)、また問題となっている行動を見つめ直し、自分の陥りやすい思考や感情パターンに気づき、それを上手にコントロールし、ストレスを和らげていく手法のこと。